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2009年に医療安全管理部門に感染対策部を設置し、特設診療科である感染症科と連携して、病院の感染対策を行っています。感染対策部は部長(インフェクションコントロールドクター)、感染管理認定看護師、臨床検査技師、薬剤師、事務員からなり、病院における主な役割は以下の通りです。
院内感染に関するデータ収集、分析、フィードバック。(微生物サーベイランス・医療処置関連サーベイランスなど)
2013年からは各病棟に病棟ICTという感染対策のコアチームを設置し、年間活動目標を設定して、感染対策の持続的改善活動を実践しています。この病棟ICTは病棟医師、師長、リンクナース、薬剤師からなる職種横断的チームであり、アウトブレイクなどの発生した際の緊急対応チームとしても機能します。感染対策部は病棟ICTメンバーと定期的にミーティングを実施し、病棟毎のリスクアセスメントと改善策について討議するほか、必要に応じて病棟での教育プログラムの実施などの介入を行っています。
病棟ICTミーティング
ロールプレイ勉強会
2013年から感染対策にTeamSTEPPSというチームワークの教育システムを導入しました。感染対策は多職種で行うものでありその相互連携が向上につながるという考えから、クロスモニタリング、気づきの発信(スピークアップ)、ブリーフィングなどのTeamSTEPPSのツールを積極的に実践し、現場での感染対策の向上に生かしています。
近年国内外で薬剤耐性菌の増加が問題になっており、当院においても検出状況を細菌検査室と密に連携して監視をしております。病棟での薬剤耐性菌検出時には必要に応じて遺伝子検査を行うとともに、感染対策部看護師が現場に急行して対策を指導しています。耐性菌の持ち込みは完全には防ぐことは難しいですが、それが安易に広がらないような基本的感染対策の強化が重要と考えています。
紫外線照射器
当院では感染対策の取組を他の附属病院とも共有して慈恵全体の感染対策の向上に努めています。また地域の連携病院と年4回の感染対策に関するカンファレンスを開催しています。さらに、我が国全体の感染対策に貢献するべく私立医科大学病院感染対策協議会の事務局を2010年の発足以来担当しております。
私立医科大学病院感染対策協議会総会
総合案内
係員にご遠慮なくご相談ください。
全面禁煙
病院敷地内は全面禁煙です。
マスク着用
院内における感染防止対策のためご協力をお願いします。