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2024年5月15日現在
当院において承認され現在行われている先進医療は下記の通りです。
診療科 | 小児科 |
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適応症 | ゴーシェ病患者のうち経口投与治療薬(エリグルスタット酒石酸塩)を投与される予定の患者 |
料金 | 患者負担無し |
承認年月日 | 平成27年9月1日 |
主な内容 | ゴーシェ病は糖脂質代謝障害のため、グルコシルセラミドが種々の臓器に蓄積し、発症する極めて稀な先天性代謝異常症です。 現在、ゴーシェ病の治療薬としては、隔週に点滴静脈内投与する酵素補充療法が一般的ですが、最近、経口薬(エリグルスタット酒石酸塩)が承認されました。この経口薬は体内でチトクロームP450 2D6(CYP2D6)によって分解・代謝されますが、このCYP2D6の働きには個人差があることが知られています。 CYP2D6の働きは、遺伝子多型を検査することによって推定することができますので、その結果によってその患者さんに適した投与量を決定します。この経口薬は原則として16歳以上のゴーシェ病患者さんが適応ですので、この検査を受けられるのは16歳以上のゴーシェ病患者さんです。 |
診療科 | 消化管外科 |
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適応症 | 早期胃がん |
料金 | 患者負担無し |
承認年月日 | 平成27年1月30日 |
主な内容 | 【対象】 【先進医療機関】 【理論背景】 【早期胃がんに対する標準治療と縮小手術】 【方法】 【過去の実績】 |
診療科 | 精神神経科 |
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適応症 | 薬物療法に反応しない双極性障害の抑うつエピソード |
料金 | 患者負担無し |
承認年月日 | 平成31年3月1日 |
主な内容 | 双極性障害の抑うつエピソードの治療では、クエチアピン、リチウム、オランザピン、ラモトリギンの使用が推奨されていますが、これらの薬物療法が奏功せず、うつ状態が遷延することがあります。このような治療抵抗性を示す双極性障害の抑うつエピソードの患者さんが対象となる治療法です。 反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)は、脳皮質を非侵襲的に刺激し、ニューロンの活動性を変化させる技術です。rTMS療法は、薬物療法に反応しないうつ病への治療法として承認されています。この先進医療は、治療抵抗性を示す双極性障害の抑うつエピソードに対して、rTMS療法の有効性を検証するための臨床試験です。この臨床試験では、クエチアピン、リチウム、オランザピン、ラモトリギンのいずれか1剤を併用したまま、実刺激あるいは偽刺激のrTMS療法を外来で実施します。1日30分、週5日、4週間の治療期間のあと、28週間の観察期間があります。この臨床試験では、rTMS療法の費用負担はありませんが、参加することで外来への通院回数が増えます。治療期間と観察期間の終了時に謝礼が支払われます。 |
診療科 | 内視鏡科 |
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適応症 | 20歳以上79歳以下の早期胃がんまたは早期胃がんが疑われる方で治療が予定されている患者さん、もしくは早期胃がん内視鏡治療後40週以上経過した患者さんが対象となります。 |
料金 | 患者負担無し |
承認年月日 | 2020年3月1日 |
主な内容 | 消化管内視鏡検査は、早期胃がんや早期大腸がんの発見においては信頼性が高く、検診やスクリーニング検査として広く行われています。しかし、内視鏡の一般的な観察法である白色光観察だけでは、良性、悪性(=がん)の診断を正確に行うには十分ではありません。現在は、白色光観察だけではなく、病変部に色素を散布し般察する色素内視鏡観察や、特殊なフィルターを用いて血管や粘膜の模様を強調して観察する狭帯域光観察(Narrow Band Imaging: NBI)といった方法が行われており、有用性が報告されています。しかし、85-100倍に胃粘膜表面を拡大して、粘膜模様や、血管の形から顕微鏡での組織構造(病理組織)を類推しても、病理組織像と同等の倍率で評価しているわけではないため、診断精度には改善の余地があります。この研究で使用するプローブ型共焦点レーザー顕微内視鏡は、胃粘膜表面を約1000倍に拡大観察することで、病理組織像に類似した画像を評価し、消化管病変に対する良性、悪性の診断を内視鏡検査と同時に行えることが期待されています。本研究は、対象患者さんの通常の内視鏡検査中に、共焦点内視鏡検査を追加し、この検査が消化管がんの組織像をどの程度正確に反映し、診断に有効であるかを評価することを目的としています。 |
診療科 | 下部消化管外科、消化器肝臓内科 |
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適応症 | 下部直腸を除く大腸癌 |
料金 | 患者負担なし |
承認年月日 | 令和4年2月1日 |
主な内容 | 本試験はJCOG *1)大腸がんグループの臨床試験です。 |
診療科 | 内視鏡部、上部消化管外科 |
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適応症 | 胃粘膜下腫瘍(長径が1.1cm以上であり、かつ、3cm以下のものに限る) |
料金 | 219,252円 |
承認年月日 | 令和4年6月1日 |
主な内容 | 現在、胃粘膜下腫瘍に対して行われている標準治療は、開腹または腹腔鏡下の外科手術です。近年、腹腔鏡と経口内視鏡を併用した腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)が開発され、2014年に健康保険が適用されるようになりました。この先進医療では、経口内視鏡のみを用いて治療を行うため、体に全く傷を残すことなく治療が完了することが最大のメリットです。腫瘍が胃壁の固有筋層の浅い部分に及ぶものの深い部分には及んでいないに場合は、腫瘍が及んでいる固有筋層のみを切除します(この場合、漿膜を傷つけていないため胃は穿孔していません)。一方、腫瘍が胃壁の固有筋層深くにまで及んでいる場合には、腫瘍と腫瘍付着部の固有筋層を含む胃壁の全層を切除し(その結果、胃壁が穿孔します)、切除後に胃壁欠損部を内視鏡的に閉鎖します。従来の治療法とは異なり、胃壁の損傷も最小限で済むことから、患者さんの負担の軽減が期待されます。 |
診療科 | 精神神経科 |
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適応症 | 薬物療法に反応しない治療抵抗性うつ病を対象とし、反復経頭蓋磁気刺激の急性期療法により反応あるいは寛解した患者 |
料金 | 693,600円(1回の治療当たり17,340円、合計40回の治療を実施します) |
承認年月日 | 令和5年4月1日 |
主な内容 |
うつ病は再発しやすく、特に薬物療法が効かない治療抵抗性うつ病の場合は再発を予防するために長期間の治療が必要となります。反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法は、非侵襲的に脳を刺激し精神症状を改善させる治療法で、治療抵抗性うつ病に効果があるとされています。 |
診療科 | 婦人科・生殖内分泌科 |
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適応症 | 慢性子宮内膜炎、反復着床不全 |
料金 | 子宮内細菌叢検査1 (ALICE) 37,897円 子宮内細菌叢検査2 (EMMA) 48,001円 子宮内膜受容能検査1 (ERA) 101,511円 |
承認年月日 | 令和5年5月1日 |
主な内容 |
生殖補助医療(体外受精胚移植治療)を受けている患者さんで、受精卵を子宮に移植する胚移植という処置を複数回行っているにもかかわらず、胚が子宮内膜に着床せず、妊娠が成立しない患者さん(反復着床不全の患者さん)を対象として行われる検査です。子宮内細菌叢の状態、慢性子宮内膜炎起因菌の有無、胚を受け入れる時期(着床の窓)のずれの有無、等、妊娠の成立に関わる可能性のある子宮内膜の状態を把握する事を目的として施行されます。 |
診療科 | 産婦人科 |
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適応症 | 過去に1回以上の流産歴があり、今回の妊娠で臨床的に流産(妊娠12週未満)と診断された方。 今回の妊娠で臨床的に死産(妊娠12週以降)と診断された方。 |
料金 | 86,000円 |
承認年月日 | 令和6年4月1日 |
主な内容 | 流死産絨毛・胎児組織染色体検査は、流産または死産があった場合に胎児に染色体異常があったかどうかを調べる検査です。流死産の原因として胎児の染色体異常の有無を明らかにすることで、次回、妊娠時に向けた方針をご提案できる可能性があります。例えば、胎児の染色体が正常の場合、流死産の原因として母体要因が疑われるため、母体要因の検索を行うことが提案されます。 |
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