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慈恵の医療がわかる3つのキーワード

医師と看護師は車の両輪

2つ目のキーワードは、医師と看護師のチームワークの大切さを表すこの言葉。
現在の「チーム医療」の先駆けとなるこの信念は、
今から130年以上前、ある一人の医師が提唱しました。

ナイチンゲールの教えから
始まった

F.ナイチンゲール ナイチンゲール病棟 大正5年(1919年)

「医師と看護婦は車の両輪のごとし」。創設者の高木兼寛は、留学先のイギリスでナイチンゲールの看護に触れ、上の言葉を残しています。
かの地で高木は、医師と看護師が一体となって治療にあたる現場を目の当たりにし、質の高い医療は両者の連携なくしては成り立たないことを実感しました。そして帰国後、国内初となる看護婦教育所を開設したのです。

私たちは今日も、クリミアの天使と呼ばれるナイチンゲールの教えに基づき、「看護とは、生命力の消耗を最小にするよう生活過程を整えること」ととらえ、患者さんを一人の人間として尊重し、相手の立場に立った患者さん主体の看護を提供しています。

私たちがめざす看護の在り方

感じるこころと考える力、人と関わる力をもって患者さんに寄り添い、相手の立場に立ってケアすること。そうしてこそ患者さんの苦痛は取り除かれ、生きる力が引き出されるのだと私たちは考えています。理想の看護を形にするために、これからも絶えることなく成長を重ねていきます。

大隈重信と派出看護婦生徒 「機を誤らず」「声なきを聞き」「形なきを見る」大隈重信夫人からの礼状

私たちの取り組み

充実の卒後教育。
個々の成長を支援する
キャリア開発プログラム

慈恵大学病院で働くすべての看護師が、個々に合ったキャリアの道を歩んでいけるよう、充実した卒後教育を実践しています。
全人的な看護を実践できる看護師の育成に加え、卓越したジェネラリスト、スペシャリスト、看護師管理者、看護教育者への成長を支援するキャリア開発プログラムを用意。一人ひとりが「キャリア開発支援ファイル」を持ち、パトリシア・ベナーの看護論に基づいた「臨床実践能力レベルラダー」で自分のレベルを確認しながら、自主的に講座を選択して実践能力を高める仕組みです。
さらなるステップアップのため、働きながら修士課程で学ぶ看護師も多数います。

看護の経験を分かち合う
「看護実践報告会」

年に数回行われる「看護実践報告会」は、慈恵大学病院で働く看護師たちが自身の看護を振り返り、仲間と共有する場。
「患者さんやご家族の力を、チームで支え続けた事例」「自己の看護実践を見つめなおした事例」など、それぞれの経験を振り返ることにより、看護のヒントを得られたり、成長へのエネルギーをもらえたりする、気づきに満ちた報告会です。毎回、多くの看護師が参加します。

慈恵独自の4病院研修制度
「トレーディングプレイス」

慈恵大学病院は4つの附属病院(本院、葛飾医療センター、調布狛江の第三病院、千葉の柏病院)があり、在宅医療や救急医療など、それぞれの地域性に応じて異なる特徴と機能を持っています。
「トレーディングプレイス」は、4病院の中から経験したい病院・分野を選び、半年から1年間、勤務することができる短期研修制度です。看護技術を磨き、異なる経験を通して視野を広げ、自分らしいステップアップを遂げたいと願う看護師のための、独自のサポート体制です。

現場の活力は、
「FISH!哲学」にあり

「FISH!哲学」とは、客足がまばらだったアメリカ西海岸・シアトルの魚市場が導入し、見事復活を遂げたことで知られる、人材マネジメントの手法。日本では2004年、慈恵大学病院が初めて看護の現場に導入しました。
FISH!哲学は、「遊び心をもつ」「人を喜ばせる」「注意を向ける」「態度を選ぶ」という4つの原理から成り立っています。これらを看護師が実践することで、自分とまわりがいきいきと元気になり、患者さんにもより良いケアを提供することができるのです。 遊び心をもつ、人を喜ばせる、注意を向ける、態度を選ぶ

東京慈恵会医科大学 看護師募集 慈恵で育つ、看護の夢

慈恵の医療がわかる
3つのキーワード

  • 患者さん中心の医療

    患者さん中心の医療

  • 医師と看護師は車の両輪

    医師と看護師は車の両輪

  • 人生を応援する医療

    人生を応援する医療

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