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2025年05月01日 現在
当放射線部では、「すべては患者さんの笑顔のために 進化続ける放射線部を構築する」という新たなビジョンのもと、患者さん本位の安全で信頼される放射線医療の提供に取り組んでいます。
今年度より、サブテーマとして「明るく楽しく働ける職場環境から 未来に活躍する診療放射線技師を育成し 患者ファーストの医療を実践する」を掲げ、スタッフ一人ひとりが専門性と人間性を磨きながら、チーム医療の中で主体的に行動できる組織づくりを目指しています。
患者さんの立場に立った放射線医療を実践するためには、技術の向上はもちろん、患者さんの痛みや不安に寄り添う「いたわりの心」が不可欠です。当部では、日々の業務を通じてその意識を高め、安全で質の高い医療提供に努めています。
また、放射線を用いた検査は、疾患の早期発見や治療方針の決定に大きく寄与する一方で、放射線量の適正化が求められます。当部では医療被ばく低減施設の認定を取得し、最小限の線量で質の高い画像を提供する最適化を徹底しています。
さらに、日常的な医療機器の始業・終業点検やメーカーによる定期点検を確実に実施し、医療機器の安全確保と性能維持にも万全を期しています。
これからも、患者さんの笑顔につながる放射線医療の実現を目指し、放射線部一丸となって研鑽と成長を続けてまいります。
放射線部 技師長/平川 英滋
私たちは、「すべては患者さんの笑顔のために 進化し続ける放射線部を構築する」ことを使命とし、常に患者さんの立場に立った、安全で質の高い放射線医療の提供を目指します。 明るく楽しく働ける職場環境のもと、技術と心を磨き、未来に活躍する診療放射線技師を育成し、「患者ファースト」の精神に基づいたチーム医療を実践してまいります。
1.患者中心の放射線医療の実践
医療被ばくを最小限に抑え、安全で安心できる放射線医療を提供します。
2.高精度・高品質な医療の提供
エビデンスに基づいた最適な画像診断と放射線治療を実施します。
医療機器の点検・保守を徹底し、安全性と性能の維持に努めます。
3.人材育成と職場環境の向上
明るく風通しのよい職場づくりを通じて、互いに支え合いながら成長できる環境を整えます。
体内を透過するX線を対象とする部位に照射し、撮影を行っています。
当院においては、無線型FPDシステムを導入した検査時間の短縮や容態に合わせ撮影するなど患者さんの負担軽減に努めています。
CT検査はエックス線を用いて身体の断面を撮影します。またワークステーションを利用して各種立体(3D)画像の作成なども行っています。
単純CT検査(造影剤を使用しない検査)では約5分、造影CT検査(造影剤を使用する検査)では約15分の時間で検査が終了します。
当院で導入している装置は従来のCT装置よりも短時間で広範囲の撮影が可能で、放射線被ばくの低減や使用造影剤量を減らすことができます。
最先端の技術であるDual Energy CTと呼ばれる技術を駆使するなど高度な医療を提供できるよう取り組んでおります。
強い磁石と電磁波を使って体内の状態を観察する装置です。軟部組織の描出に優れ、造影剤を使用しなくても血管を描出することができます。
また、X線を使用しないので、放射線による被ばくの心配はありません。
超音波検査とは、超音波(人の耳で聞こえる音よりも周波数の高い音)を用いて、体内の臓器や血管などを観察します。なお、人体には無害です。
検査方法は対象臓器がある皮膚表面にゼリーを塗り、プローブ(超音波を発する探触子)を当てながら検査をしますが、痛みなどはほとんどありません。
肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓などの腹部臓器をはじめ、甲状腺、乳腺などの体表臓器、頸動脈や四肢血管などの形態的、質的な検査を行います。
マンモグラフィとは乳房のⅩ線撮影のことです。触ってもわからないタイプの乳がんも、白い腫瘤影や非常に細かい石灰化として見つけることができます。腫瘤と正常な乳腺との重なりを少なくして病変を見つけやすくするために、乳房を引き伸ばし圧迫をして専用のⅩ線装置で撮影を行います。また、乳房全体をくまなく写し出すために、片方の乳房に対して2方向(MLO:内外斜位方向とCC:頭尾方向)の撮影を行います。
血管撮影は、鼠径部や腕の血管から、細い管(カテーテル)を挿入して行います。X線透視画像を見ながら目的位置までカテーテルを進めていき、造影剤を注入して撮影することにより、血管の走行や血行動態、腫瘍の染まりを見る検査です。
当院では診断だけでなく、IVR(Interventional Radiology:画像下治療)と呼ばれる血管内治療も積極的に行っています。
主な治療部位としては、脳血管・心臓・大動脈・その他末梢血管など多岐に渡ります。
また、手術室内にある血管撮影装置を使用して、血管内治療と外科治療を組み合わせたハイブリッド手術も行っています。
核医学検査とは、放射性同位元素(Radio Isotope︓RI)という放射線(主にガンマ線)を出す少量の薬剤(これを「放射性医薬品」と⾔います)を⼀般的には静脈注射、他にカプセルを飲んだり、ガスを吸ったりして体内に取り込みます。
取り込まれた放射性医薬品から放出される放射線を専⽤のカメラを⽤いて撮影し、体内分布を画像化したり、時間的変化を追いかけたりして、検査⽬的の臓器・組織の⽣体機能ならびに腫瘍の活動性の状況や広がり等を検査いたします。
PETとは、Positron Emission Tomography(陽電子放出断層撮影)の略です。
従来のCTやMRIなどの体の構造をみる検査とは異なり、細胞の活動状況を画像でみることができ、がん、脳、心臓などの病気の診断に有効です。
放射線治療は、外科療法(⼿術による治療)、化学療法(抗がん剤による治療)と並ぶがん治療法です。その適応は、治癒を⽬的とした根治的治療から⼿術・化学療法を補助する併⽤療法や症状を緩和して⽣活の質(QOL)を回復・維持させる緩和治療まで多岐にわたります。がんの発⽣している部位(場所)、⼤きさ(広がり)など患者の状態にあわせて最適な治療をうけていただく為にさまざまな放射線治療法を⽤いています。
一般撮影装置 | 10台 | 骨塩定量装置 | 2台 |
---|---|---|---|
歯科用装置 | 1台 | 透視装置 | 5台 |
ポータブル装置 | 14台 | CT装置(診断用) | 5台 |
MRI装置 | 5台 | 血管撮影装置 | 8台 |
乳房撮影装置 | 2台 | 超音波診断装置 | 12台 |
ガンマカメラ | 3台 | PET装置 | 1台 |
小線源治療装置 | 1台 | リニアック装置 | 2台 |
トモセラピー装置 | 1台 |
(2025年5月 現在)
一般撮影 | 377件/日(109,334件/年) | 骨密度検査 | 17件/日(4,852件/年) |
---|---|---|---|
マンモグラフィ | 6件/日(1,815件/年) | CT検査 | 223件/日(64,611件/年) |
MRI検査 | 101件/日(29,381件/年) | 超音波検査 | 56件/日(16,155件/年) |
血管撮影 | 14件/日(4,188件/年) | 核医学検査 | 12件/日(3,396件/年) |
PET-CT検査 | 9件/日(1,377件/年) | 放射線治療照射 | 62件/日(15,239件/年) |
(2024年度 実績)
当施設は医療被ばく低減施設として認定されています。
Ⅹ線の人体への影響など、ご不明な点がございましたらお気軽にお近くの撮影スタッフ(診療放射線技師)にお尋ねください。
当院では、比較的放射線被ばくが多いとされるCT検査において最新の画像再構成を用い、少ない放射線でも従来と同等の画質を提供できるよう努めております。
2023年8月1日更新
診療放射線技師 | 80名 |
---|---|
技師長 | 1名 |
技師長補佐 | 3名 |
係長 | 1名 |
主任 | 4名 |
スタッフ | 71名 |
(2025年5月 現在)
診療放射線技師 | 80名 | 第1種放射線取扱主任者 | 6名 |
---|---|---|---|
第1種衛生管理者 | 10名 | ガンマ線透過写真作業主任者 | 9名 |
エックス線作業主任者 | 10名 | 衛生工学衛生管理者 | 6名 |
第1種作業環境測定士 | 4名 |
臨床実習指導教員 | 21名 | 放射線管理士 | 6名 |
---|---|---|---|
放射線機器管理士 | 4名 | 医用画像情報精度管理士 | 2名 |
放射線被ばく相談員 | 2名 | 画像等手術支援認定 診療放射線技師 | 3名 |
日本X線CT認定技師 | 12名 | 日本磁気共鳴専門技術者 | 7名 |
---|---|---|---|
肺がんCT検診認定技師 | 1名 | 核医学専門技師 | 1名 |
救急撮影認定技師 | 7名 | 検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師 | 16名 |
日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師 | 2名 | 超音波検査士 | |
胃がんX線検診技術部門B資格検定 | 1名 | 消化器 | 20名 |
胃がん検診専門技師 | 1名 | 体表臓器 | 11名 |
医学物理士 | 3名 | 血管 | 2名 |
放射線治療専門放射線技師 | 2名 | 泌尿器 | 4名 |
医療情報技師 | 1名 | 健診 | 4名 |
医用画像情報専門技師 | 1名 | ||
血管診療技師(CVT) | 1名 | 社会人ホスピタリティ検定認定者 | |
乳がん検診超音波検査実施技師 | 3名 | 実践 | 47名 |
ホスピタリティ検定認定者 | |||
2級 | 5名 | ||
3級 | 21名 |
(2025年5月 現在)
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