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2024年04月01日 現在
脊椎脊髄の病気は、痛みやしびれといった不快でつらい症状や、筋力の低下、うまく手足が動かなくなるといった症状が出現し、生活の質が著しく低下します。その多くは高齢化に伴い脊椎や椎間板などに変性が生じ、神経を圧迫することで発症します。一方で、生来の問題で少しずつ神経症状が進行してくる疾患もございます。脊椎・脊髄の病気はすぐに命に関わらないかもしれませんが、適切なタイミングで必要な治療を開始しないと、徐々に生活の質が低下し回復できたはずの症状が残ってしまうこともあり得ます。このように非常にデリケートな組織であり、治療には専門的な技量が必要となります。私どもの脊椎・脊髄センターは、整形外科と脳神経外科の脊椎専門医がそれぞれの特色を活かしながら、変性疾患にも難病に対しても患者様に一番の治療をご案内できるように努めております。さらにペインクリニックの医師とともに手術前後の痛み、あるいは慢性的な痛みに対して、患者様と相談しながら治療していきます。このように複数の専門科が合同で「脊椎・脊髄センター」として、患者さんの診療にあたっております。毎週合同カンファレンスを行うことで、患者様ひとりひとりに最適な医療を提供できるように努めております。
センター長/大橋 洋輝
くわしくは整形外科学講座「脊椎班」ホームページ、脳神経外科学講座「脊椎・脊髄疾患」ホームページをご覧ください。
整形外科、脳神経外科でそれぞれ専門としていた脊椎・脊髄疾患を、患者様に最適の治療ができるように2010年より脊椎脊髄病外来を開設し、大学病院では全国に先駆けて2013 年にセンター化され、整形外科、脳神経外科、ペインクリニックといった各専門科の視点から総合的に診断・治療を行っております。
特色として、上記の診療内容のとおり一般的なものから専門性の高い治療まで幅広くおこなっておりますが、特に脊髄空洞症や脊髄腫瘍といった難病の手術から、脊椎変性疾患に対する最小侵襲脊椎安定術(MISt)あるいは内視鏡下手術などの症例数が多く、患者様にできるだけ負担が少なくなるよう治療を行なっております。また手術の安全性を優先し、最先端の手術中CT 撮影装置(3室に配備)を設置したハイブリッド手術室で、症例によってはナビゲーションシステムを併用して治療にあたっています。
手術中CT イメージ撮影装置 ARTIS pheno/Siemens 社
No |
専門外来枠名称 |
概要 |
外来診察日 |
主な担当医師 |
---|---|---|---|---|
1 |
脊椎脊髄疾患一般 |
小児・成人の脊椎脊髄の診断と治療 |
月曜日 |
大橋 洋輝 |
2 |
脊髄空洞症、脊髄腫瘍 |
小児・成人の脊髄空洞症、脊髄腫瘍の診断と治療 |
月・火・金曜日 |
大橋 洋輝 |
3 |
側弯症 |
小児・成人の脊柱変形の診断と治療 |
土曜日(午前) |
篠原 光 |
センター長 |
大橋 洋輝 |
---|---|
副センター長 |
篠原 光 |
診療医員 |
川村 大地、有村 大吾、勝見 俊介、小幡 新太郎、佐野 透、山名 慧、中山 陽介、野上 諒、谷 諭 |
総合案内
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