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脳血管内治療部

2018年10月29日 現在

部長から皆さまへ

脳血管内手術は血管の中に極微細のカテーテルを頭蓋内血管まで挿入し、レントゲン透視下に血管の内部から脳血管障害(脳卒中)やある種の脳腫瘍等を治療する新しい分野です。従来の開頭方法による手術では治療困難であった様々な疾患が、この方法によって治療可能となってきました。慈恵医大脳血管内治療部では脳血管障害を中心に最先端の診療および研究を行っています。現在、脳血管内治療部では以下のような病気に対する治療を行っています。


診療部長/教授 村山 雄一

診療内容

  • 脳神経領域に関わる、脳動脈瘤、脳血管奇形、硬膜動静脈瘻、脳梗塞、頚動脈狭窄・脳血管疾患全般の外科的診療
  • カテーテルによる脳血管内手術、開頭手術に対応するHybrid 手術室を駆使した外科的治療
  • 脳卒中診療では、Hybrid手術を利用した、診断、検査、治療、治療後の脳血流評価まで一括して可能にする「One stop service Stroke Care」の確立
  • 医工連携を基盤とした産学共同連携を利用した基礎および臨床研究。新しい治療機器の開発


くわしくは脳血管内治療センターホームページをご覧ください。

当診療科の得意分野・特色

脳動脈瘤に対しては従来からのコイル塞栓術のみならずフローダイバーターと呼ばれる新しい網目の細かなステント留置術など最新の低侵襲治療を手がけております。
脳梗塞の原因となる頸動脈狭窄症に対する頸動脈ステント留置術(CAS)、診療部長である村山が開発に携わった脳動静脈奇形に対する液体塞栓物質であるOnyxを用いた治療など、国内最大規模総勢7名の脳血管内治療専門医が診療に当たっています。

未破裂脳動脈瘤について

脳ドックなどで偶然発見される未破裂脳動脈瘤が増えています。当院では全国から年間600−700例の新規患者さんが紹介受診されますが、最も重要なことは、破裂の危険は個々の動脈瘤によって異なり、動脈瘤の場所や大きさによっては保存的治療でも破裂することなく一生そのままの方が多数いらっしゃることです。
当院では2013年以降で5,000例以上の未破裂脳動脈瘤を診断しておりますが、さまざまな破裂リスクの評価を行い、実際に治療を行ったのは約30%です。治療の際は患者さんの画像データから実物大動脈瘤モデルを3Dプリンターで作成し、より安全な治療を心がけております。また塞栓コイルやステントなどの医療機器開発も積極的に行っています。破裂のリスクが低いと判断した患者さんは定期検診で経過をみております。当科における破裂のリスク解析研究は海外からも高い評価を得、さまざまな国際研究に参加しております。未破裂脳動脈瘤が発見されて不安を抱えているかたは一度ご相談ください。


参考文献

  • Development of the PHASES score for prediction of risk of rupture of intracranial aneurysms: a pooled analysis of six prospective cohort studies.
    Greving JP, Wermer MJ, Brown RD Jr, Morita A, Juvela S, Yonekura M, Ishibashi T, Torner JC, Nakayama T, Rinkel GJ, Algra A.
    Lancet Neurol. 2014 Jan;13(1):59-66.
  • Multidisciplinary consensus on assessment of unruptured intracranial aneurysms: proposal of an international research group.
    Etminan N, Beseoglu K, Barrow DL, Bederson J, Brown RD Jr, Connolly ES Jr, Derdeyn CP, Hänggi D, Hasan D, Juvela S, Kasuya H, Kirkpatrick PJ, Knuckey N, Koivisto T, Lanzino G, Lawton MT, Leroux P, McDougall CG, Mee E, Mocco J, Molyneux A, Morgan MK, Mori K, Morita A, Murayama Y, Nagahiro S, Pasqualin A, Raabe A, Raymond J, Rinkel GJ, Rüfenacht D, Seifert V, Spears J, Steiger HJ, Steinmetz H, Torner JC, Vajkoczy P, Wanke I, Wong GK, Wong JH, Macdonald RL.
    Stroke. 2014 May;45(5):1523-30.
  • Stent-Assisted Coiling versus Coiling Alone in Unruptured Intracranial Aneurysms in the Matrix and Platinum Science Trial: Safety, Efficacy, and Mid-Term Outcomes.
    Hetts SW, Turk A, English JD, Dowd CF, Mocco J, Prestigiacomo C, Nesbit G, Ge SG, Jin JN, Carroll K, Murayama Y, Gholkar A, Barnwell S, Lopes D, Johnston SC, McDougall C; Matrix and Platinum Science Trial Investigators.
    AJNR Am J Neuroradiol. 2014 Apr;35(4):698-705.
  • Risk Analysis of Unruptured Intracranial Aneurysms: Prospective 10-Year Cohort Study. Murayama Y, Takao H, Ishibashi T, Saguchi T, Ebara M, Yuki I, Arakawa H, Irie K, Urashima M, Molyneux AJ.
    Stroke. 2016 Feb;47(2):365-71.
  • ELAPSS score for prediction of risk of growth of unruptured intracranial aneurysms.
    Backes D, Rinkel GJE, Greving JP, Velthuis BK, Murayama Y, Takao H, Ishibashi T, Igase M, terBrugge KG, Agid R, Jääskeläinen JE, Lindgren AE, Koivisto T, von Und Zu Fraunberg M, Matsubara S, Moroi J, Wong GKC, Abrigo JM, Igase K, Matsumoto K, Wermer MJH, van Walderveen MAA, Algra A, Vergouwen MDI.
    Neurology. 2017 Apr 25;88(17):1600-1606.

3Dプリンターで作成した動脈瘤モデルとカスタムメイドカテーテル

診療スタッフ

診療部長

村山 雄一

診療副部長

石橋 敏寛

診療医員

加藤 直樹、菅 一成、西村 健吾、児玉 智信

実績

脳血管内手術・脳動脈瘤 治療件数 年次推移

関連リンク

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