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2021年03月01日 現在
造血器悪性腫瘍、良性血液疾患、固形がんの患者さんに、エビデンスに基づいた最善の医療を提供しています。
カンファレンスでは専門医が中心となって多様な角度から患者さんの病態を分析し、個々の患者さんにとって最適な治療を決定します。
また複数の診療科、看護部、薬剤部、栄養部と密接に連携を取り、チーム体制で診療にあたっています。病気の状態や治療内容について、患者さんおよびご家族が納得するまで丁寧に説明いたします。
診療部長/教授 矢野 真吾
くわしくは腫瘍・血液内科ホームページをご覧ください。
良性血液疾患、造血器悪性腫瘍、固形がん、キャッスルマン病などに対して専門医が診療を行います。エビデンスに基づいた標準治療と最新の研究的治療を駆使し、最善の医療を提供します。悪性腫瘍の制圧は私たちに課された最優先課題であり、造血器悪性腫瘍に対する化学療法と造血幹細胞移植療法、固形がんに対する集学的治療に力を入れています。また腫瘍センターと連携をとり、がんゲノム医療を推進してまいります。
白血病は日本成人白血病共同研究グループ(JALSG)の全国規模の臨床研究に、悪性リンパ腫は日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)のリンパ腫グループなどの多施設共同臨床試験に参加し、標準治療の開発に精力的に関わっています。また当科独自の臨床試験を立案することにより、患者さんにとって最適な治療が選択できるように努めています。造血細胞移植は、造血細胞移植班会議や関東造血幹細胞移植共同研究グループ(KSGCT)の多施設共同研究臨床試験に参加しています。
安全に治療を受けていただくように、副作用の管理にも細心の注意を払っています。悪心嘔吐対策や発熱性好中球減少症の管理、G-CSFの適正使用は、ガイドラインを遵守しています。合併症を有する患者さんに対しては、関連科と連携を取りながら、チーム医療を実践しています。またがんリハビリや緩和医療を推進し、自宅で生活をしながら外来治療が受けられるように配慮しています。特に就労や就学を継続しながら治療が受けられるシステム作りに力を入れています。さらに化学療法を受ける患者さんの妊孕性の温存も重要課題の一つと考え、婦人科や泌尿器科と連携を取り、妊孕性の温存に対応します。該当する患者さんがいた場合は、化学療法を行う前に精子凍結保存、受精卵凍結保存、卵子凍結保存を勧めています。
建学の精神「病気を診ずして 病人を診よ」を継承し、患者さん中心の医療を進めています。
外来化学療法室(左)/防護環境病棟(右)
外来診療は腫瘍・血液内科の外来で行っています。紹介患者は積極的に受け入れ、Fax予約やWeb予約にも対応しています。血液疾患の外来受診症例数は月平均1,200人余りで、2016年の新患数は、悪性リンパ腫67人、急性白血病24人、慢性白血病4人、多発性骨髄腫9人、骨髄異形成症候群14人、膵がん46人、胆管がん23人、肝細胞がん2人、肉腫(肝臓)1人、食道がん31人、十二指腸がん2人、大腸がん6人でした。2016年に行った造血細胞移植は48症例で現在までの実績は約800例以上です。また造血器腫瘍に対してミニ移植やHLA半合致移植も積極的に実施しています。
外来は常時5~8ブース体制で種々の疾患に対応しています。特に血液疾患は骨髄穿刺、骨髄生検などの特殊検査も常時対応体制で即日診断を心掛けています。外来では輸血療法や瀉血療法も行っています。
急性白血病や造血細胞移植は防御環境病棟で行い、防御環境室も計26床で国内有数です。
No |
専門外来枠名称 |
概要 |
外来診察日 |
主な担当医師 |
---|---|---|---|---|
1 |
造血細胞移植専門外来 |
造血細胞移植の診療 |
月曜(午後) |
矢野 真吾 |
診療部長 |
矢野 真吾 |
---|---|
診療副部長 |
島田 貴 |
診療医長 |
宇和川 匡、齋藤 健、荒川 泰弘、永崎 栄次郎、横山 洋紀、勝部 敦史、海渡 健(兼務)、小笠原 洋治(兼務) |
診療医員 |
林 和美、福島 僚子、石井 敬人、郡司 匡弘、仲野 彩、石井 彰子、桃木 真美子、田村 美宝 |
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