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2025年05月01日 現在
脳神経内科では、「頭痛、めまい、しびれ、筋力低下、ふらつき、呂律が回らないなど」を主訴に来院する皆さんを対象に内科診療を行っています。
対象疾患は、脳卒中、神経変性疾患(パーキンソン病、運動ニューロン病など)、脱髄性疾患、てんかん、片頭痛、末梢神経・筋疾患など多岐に渡ります。
脳卒中、パーキンソン病、神経免疫を対象とした専門外来を開設しています。
神経救急疾患(超急性期脳梗塞、ギラン・バレー症候群、重症筋無力症、てんかん重積など)は救急部、脳神経外科、集中治療部と協力し集学的治療を実践しています。
診療部長/教授 井口 保之
対象疾患・専門分野のご説明
脳梗塞や脳出血などの脳血管障害
発症4.5時間以内の脳梗塞に対しては、脳血栓溶解療法を行っております。脳血管内治療部と協力し、カテーテル治療も積極的に行っています。頭部MRIや経頭蓋・頸動脈超音波などを迅速に行い、発症機序を速やかに突き止め最適な治療法を選択しています。リハビリテーション科と連携して早期から機能回復をはかり社会復帰を目標としております。
また、失語症などの高次大脳機能障害にも重点的に診療を行っております。
脊髄小脳変性症、パーキンソン病
頭部MRIや核医学検査などの各種画像検査、自律神経検査、におい検査など種々の評価を行い診断しています。専門外来(パーキンソン外来)を行っており、診断や治療のコントロールが困難な場合もあり、入院することもあります。
多発性硬化症、感染後脳脊髄炎
寛解・増悪をくり返えす多発性硬化症では増悪時に速やかに入院、ステロイドパルス療法や、インターフェロン療法を行っております。
重症筋無力症
胸腔鏡下胸腺摘出術(胸部外科と連携)とステロイドパルス療法を治療の軸として好成績を得ています。症状の重い時は免疫吸着療法や血漿交換療法を行っています。
頸椎症、脊椎管狭窄症
脊髄MRIや必要に応じミエログラフィーなどを行い、綿密な診断を行っています。外科的な治療が必要な場合は、脳神経外科や整形外科と連携をとり行っています。
ギランバレー症候群、フィッシャー症候群
血漿交換療法やガンマーグロブリン大量静注を行っています。
運動ニューロン病
神経伝導検査や針筋電図などの神経生理検査を行い診断していきます。
詳しい検査や治療の目的で入院することもあります。
末梢神経、筋疾患
神経生理検査や腓腹神経・筋の生検を積極的に行っており、その上で最適な治療法を選択し加療しています。
くわしくは内科学講座・脳神経内科ホームページをご覧ください。
急性期脳血管障害を積極的に受け入れ、脳卒中ケアユニットにおいて神経超音波やMRIなどの画像検査を速やかに行い、集学的治療を行っています。2024年度は再潅流療法(血栓溶解療法、機械的血栓回収療法)を81件実施しました。 パーキンソン病関連疾患では、診断のためにMRIや核医学検査などの画像検査や嗅覚検査、自律神経機能評価などを行っています。 神経免疫疾患では、ステロイド点滴、ガンマグロブリン製剤、血液浄化療法といった積極的治療を早期に実施し症状の改善を目指し、生物学的製剤や免疫抑制剤療法による再発予防を行っています。

脳卒中ケアユニット(SCU)(左)/神経超音波検査(右)
| No | 専門外来枠名称 | 概要 | 外来診察日 | 主な担当医師 | 
|---|---|---|---|---|
| 1 | 脳卒中外来 | 脳卒中関連疾患の診断と治療 | 火曜日(午前)・水曜日(午前) | 井口 保之 | 
| 2 | パーキンソン病外来 | パーキンソン関連疾患の診断と治療 | 木曜日(午後) | 小澤 正和 | 
| 3 | 神経免疫外来 | 神経免疫疾患の診断と治療 | 水曜日(午前) | 小松 鉄平 | 
| 診療部長 | 井口 保之 | 
|---|---|
| 診療副部長 | 三村 秀毅 | 
| 診療医長 | 坂井 健一郎、作田 健一、小松 鉄平 | 
| 診療医員 | 坊野 恵子、松野 博優、浅原 有揮、正島 由理、茂木 晴彦、貴田 浩之、奥村 元博、桝井 満里奈 | 
| レジデント | 衣袋 桃代 、村岡 佑一郎、中村 謙介 | 

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