看護部門

2001年11月に開設された総合母子健康医療センターは、旧東京都立港工業高等学校の跡地をお借りして、母子医療センターとしてリニューアルオープンいたしました。私たちは、「よく生まれ、よく育まれ、よく働かせ」を実現するために、妊娠期からのお母さんとお子さまのサポートを行ってまいります。

外来は、産科部門と小児部門の2つのエリアがあります。

産科外来部門では、きめ細やかな行き届いた産褥管理をめざして、専門医の外来とともに、助産師外来で、出産という女性にとって大切なライフイベントを支援しております。集中管理を必要とする分娩だけでなく、正常分娩や母体やお子さまへの負担を軽減する無痛分娩にも対応しております。

小児外来部門では、アレルギー、血液、循環器、腎臓、神経、代謝などの専門医師による外来や、乳児検診、予防接種の対応をしております。また、大学病院という特徴を活かし、外科、脳神経外科、形成外科、整形外科など複数の診療科と連携し、あらゆる方面からお子さまの治療にあたらせていただきます。

また、これらの2部門の他に、外来棟にあるウイメンズ（婦人科）、遺伝外来とも連携し、広くお子さまとその家族の健康を支援してまいります。

産科一般病床（28床）とMFICU（8床）、専門分娩室（3床）の計36床3室があります。

外来病棟一体運用を行っており、産科病棟およびMFICUの助産師・看護師が、外来の妊娠早期から退院後の産褥期まで、継続したかかわりを行っています。

疾患や治療に伴う様々な苦痛や不安に対して、女性のライフサイクルを踏まえた細やかな対応ができるよう日々研鑽を重ねています。患者さんの回復ができるだけ早く進むこと、治療を続けながらも患者さんの望む生活が送れることを目標に、医療チームが連携をとりながら、患者さんの支援を行っていきます。

産後は沐浴指導や授乳特に母乳哺育への自立を高めるための「母児同室制」を取り入れています。退院後の生活指導は集団指導のほか、お母さまの状況をふまえた個別指導も取り入れています。助産師・看護師スタッフが一丸となって妊産婦さんとその家族そして新しく誕生した命を大切に関わっていきます。

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  ハイリスク分娩室

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  母体胎児集中治療室（MFICU）

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  産科一般病室：大部屋

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  産科一般病室：個室

小児病棟・NICU・GCU・PICU

小児一般病床（65床）とNICU（12床）、GCU（24床）、PICU（8床）の計109床があります。

NICU、GCUでは、お母さんのお腹から早く産まれてくることになった赤ちゃん、小さく産まれてきた赤ちゃんたちの呼吸・循環の早期安定をめざすとともに、成長発達を見据えたディベロップメンタルケアやカンガルーケアを行っています。また、小児専門看護師や新生児集中ケア認定看護師による知識と技術の教育指導により、根拠に基づいた重症児の看護ケアを実践しています。

産科外来や産科病棟スタッフとは、出生前から情報を共有することで、赤ちゃんの状態を把握し環境を準備しています。また、出産後も情報を共有し、お母さんの体調に考慮しながら、より赤ちゃんのそばに居られ、少しでも触れることができるように、赤ちゃんのケアを一緒に行っています。

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  新生児集中治療室（NICU）

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  発育支援室（GCU）

PICUでは、手術後などの状態の変化が予測されるお子さまを、小児看護のトレーニングを積んだ専任ナース、臨牀工学部技師、小児科学会専門医、小児専門外科系医師（小児外科、小児心臓外科、小児脳神経外科、形成外科）が配置されており、綿密な連携の下に集中的なケアがされています。集中治療の場ではさまざまな制限（治療・安静・面会制限など）が生じますが、そういった状況でも成長発達を少しでも促せるようなケアやかかわりを提供できるよう心がけています。

小児集中治療室（PICU）

小児一般床では、お子さまの病状と成長・発達に合わせ、病室を調整しています。入院という体験は、お子さまにとっても苦痛を伴うものですが、少しでも、安楽に過ごせるよう、発達段階に合わせた説明や遊びを通して、入院生活がお子さまの成長の手助けとなるよう、看護しております。 母乳育児中のお子さまや、病状などの理由により、ご家族の付添いができるお部屋も準備しております。なお、付添いは原則として女性の方、1名までとなっております。くわしくは、外来スタッフにお尋ねください。

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  小児科一般病室：大部屋

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  小児科一般病室：個室

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  無菌病室