形成外科（小児診療）

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形成外科（小児診療）

2019年12月28日現在

診療内容

当科におかかりのお子さま・ご家族の方へ

お子さまの手や口唇、顔面の先天異常、外傷や変形、外鼻変形に伴う鼻づまり（鼻中隔外鼻センターで行っております）、眼瞼下垂症、アザやシミに対するレーザー治療など、広い範囲に渡り治療を行っています。
唇顎口蓋裂、頭蓋骨縫合早期癒合症、耳介先天異常を含む頭蓋顎顔面領域の先天異常疾患では、発達や発育の障害、聴力や噛み合わせの障害、気道狭窄、視機能など、さまざまな症状を合併している場合があります。診断や治療のために小児科、耳鼻咽喉科、歯科・矯正科、眼科、放射線科などと連携してチーム医療を行っています。必要に応じて母子医療センターの臨床心理士による発達心理評価や、遺伝カウンセリングを行います。また、胎児検診で妊娠中に頭蓋顔面先天異常が疑われた場合は、産科医師とともに出生後に必要な治療やケアなどをご説明しています。
ほかに病気をもつお子さまに対しても小児科、小児外科、小児脳神経外科、歯科、リハビリテーション科など他科との密接な連携に基づき、最適な治療計画を提供いたしております。

診療部長／教授　宮脇　剛司

形成外科（小児診療）で扱う診療内容

頭蓋顎顔面から体幹四肢（手外科、足外科）に至る体表先天性疾患の治療
手の外傷、手の関節変性疾患、神経性疾患など手外科のあらゆる疾患の診断と治療
手外科センターで整形外科、リハビリテーション科との合同診療による手の外傷変性疾患、神経性疾患など手に関するあらゆる疾患の診断と治療
鼻中隔外鼻センターで耳鼻咽喉科との連携による鼻弁狭窄などの外鼻の機能と形態の改善治療
巨大母斑の集学的治療（レーザー、手術を組合わせた治療）

当診療科の得意分野・特色

頭蓋顎顔面の先天異常疾患に対して多数の専門領領域・職種との連携による形態・機能両面への最適な治療・ケアを提供

唇顎口蓋裂に対する胎児診断カウンセリング、生後3カ月以降から就学前まで、さらにその後の各成長段階に合わせた必要な手術治療
アペール症候群、クルーゾン症候群、ファイファー症候群などの症候性疾患、非症候性疾患を含む頭蓋骨縫合早期癒合症の手術治療
耳介先天異常（副耳、小耳症、折れ耳、立ち耳、埋没耳、耳垂裂、耳瘻孔）に対する装具療法、手術治療
先天性小下顎症、先天性頭皮欠損、顔面裂、先天性頸部のう胞、皮膚（母斑を含む）、軟部、骨腫瘍、レックリングハウゼン病などの治療

3,500例以上の症例経験と術後の長期経過観察・評価に基づいた手の外科治療を実践

多指症・合指症など頻度の高い手の先天異常の治療
短指症、屈指症、斜指症、欠指症、合短指症（ポーランド症候群を含む）、裂手症、巨指症、橈側列形成不全、尺側列形成不全、爪甲欠損症、指節癒合症などの先天異常に対する治療
リハビリテーション科、作業療法士（ハンドセラピスト）との密接な連携による治療効果向上

各専門外来・外来診療

No	専門外来枠名称	概要	外来診察日	主な担当医師
1	頭蓋顎顔面外来	顔面外傷、先天疾患、鼻中隔外鼻変形の診断・治療 ※外来棟にて診察となります。	月・水曜日（午前）	宮脇　剛司
2	手外科外来（手外科センター）	手の外傷、変形性疾患の診断・治療 ※外来棟にて診察となります。	月曜日（午前）金曜日（午前・午後）	松浦　愼太郎西村　礼司
3	母斑外来	色素斑～巨大母斑の治療 ※外来棟にて診察となります。	月・水曜日（午前）	宮脇　剛司
4	血管奇形、リンパ管腫外来、皮膚腫瘍（悪性も含む）	赤あざ～動静脈奇形の治療、先天性リンパ管腫診断・治療、皮膚腫瘍の診断と治療 ※外来棟にて診察となります。	木曜日（午前）金曜日（午後）	石田　勝大
5	皮膚レーザー治療外来	母斑、血管腫のレーザー治療 ※外来棟にて診察となります。	水曜日（午前）	余川　陽子
6	鼻中隔外鼻センター（形成外科）	3Dカメラを使用した鼻の形の評価とカウンセリング、治療方針決定 ※外来棟にて診察となります。	月曜日（午前）火曜日水曜日（午前）	宮脇　剛司積山　真也川端　優也

診療スタッフ

診療部長	宮脇　剛司
診療副部長	松浦　愼太郎
診療医長	石田　勝大
診療医員	西村　礼司、余川　陽子、波田野　智架、高倉　真由佳、積山　真也、兒玉　浩希、川端　優也、赤石　渉