2024年04月01日 現在
診療医長/准教授 秋山 政晴
小児がんは希少疾患であり、多診療科一丸で診療に当たっております。エビデンスに基づいた標準的治療の提供できるよう心がけています。
AYA世代の患者さんでは、治療とともに妊孕性温存も積極的に対応しております。長期入院の学童患者さん対象の院内学級が整備されています。
当院では、先天代謝異常症に対する造血幹細胞移植を行っております。先天代謝異常症の専門医師と協力することで、より専門的な長期フォローを受けられます。
家族性腫瘍の遺伝相談は当院遺伝診療部で臨床遺伝専門医の小児科医師が対応しております。
神経線維腫症1型(レックリングハウゼン病)は皮膚科と神経皮膚黒色症は形成外科と連携して診療を行っております。
乳児血管腫(イチゴ状血管腫)に対するβブロッカー内服治療を行っておりますので、直接小児科外来にご相談ください。
先天性凝固異常症であるこれらの病気の診断、治療、周術期管理、遺伝相談などライフサイクルに合わせた医療を提供できるように心がけています。
造血器腫瘍 | 急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫など |
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固形腫瘍 | 神経芽腫、肝芽腫、腎芽腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、胚細胞性腫瘍、網膜芽腫など |
脳脊髄腫瘍 | 神経膠腫、髄芽腫、上衣腫、頭蓋内胚細胞性腫瘍(ジャーミノーマなど)、脳幹部グリオーマ(DIPG)、その他の胎児性腫瘍(AT/RT・ETMR・松果体芽腫など)など |
血液疾患 | 鉄欠乏性貧血、免疫性血小板減少性紫斑病(ITP)、血友病、再生不良性貧血など |
代謝異常・免疫不全症 | 副腎白質ジストロフィー、異染性白質ジストロフィー、慢性肉芽腫症など |
血液系 | 顔色が悪い、疲れやすい、あざが増えた、血が止まりにくい、発熱が続く |
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腫瘍系 | 首にしこりがある、おなかが腫れている、瞳が白く光る |
神経系 | 頭痛や嘔吐がよくならない、ものが二重に見える、水分を異常に多く飲む、尿量が多い |
No |
専門外来枠名称 |
概要 |
外来診察日 |
主な担当医師 |
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1 |
血液外来 |
主に血液疾患や造血器腫瘍のフォローアップ |
木曜日(午前11時~午後) |
秋山 政晴 |
2 |
フォローアップ外来 |
主に造血器腫瘍や網膜芽腫のフォローアップ |
月・水曜日(午前) |
秋山 政晴 |
3 |
フォローアップ外来 |
主に小児腫瘍のフォローアップ |
第1・3・5火曜日(午後) |
神尾 卓哉 |
4 |
フォローアップ外来 |
主に小児腫瘍のフォローアップ |
第2・4火曜日(午後) |
本多 隆也 |
5 |
フォローアップ外来 |
主に小児脳性腫のフォローアップ |
火曜日(午前・午後) |
柳澤 隆昭 |
6 |
フォローアップ外来 |
主に脳腫瘍や固形腫瘍のフォローアップ |
第2・4金曜日(午後) |
山岡 正慶 |
7 |
フォローアップ外来 |
主に血液疾患のフォローアップ |
第1・3火曜日(午前) |
加藤 陽子 |
8 |
血液外来 |
主に血液疾患や造血器腫瘍のフォローアップ |
第4木曜日(午後) |
大山 亘 |
診療医長 |
秋山 政晴、神尾 卓哉 |
---|---|
診療医員 |
本多 隆也、田中 克侑、太田 千寿瑠、本間 大器 |