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小児循環器外来

2022年05月01日 現在

診療内容

当科におかかりのお子さま・ご家族の方へ

  • 小児循環器外来では先天性心疾患を中心に不整脈、心筋疾患、川崎病後の冠動脈瘤などの治療と経過観察を行っています。
  • 胸部レントゲン、心電図、心エコー、負荷心電図、ホルター心電図などの基本的検査に加え、必要に応じて心臓MRI、心臓CT、心筋シンチグラフィーなどの検査を行うことができます。心臓カテーテル検査やカテーテル治療は入院で行っています。
  • 手術を要する先天性心疾患のお子さまに対しては心臓外科医と協力し術前検査計画し手術の至適時期を考えつつ診療しております。
  • 術後も小児期にとどまらず成人期まで長期的な視野で診療を行っています。また転居などに伴う他院からのご紹介も引き受けております。

診療医員/助教 安藤 達也

当診療科の得意分野・特色

小児循環器一般

胎児診断から成人先天性心疾患まで幅広い年齢層の先天性心疾患に対応します。手術が必要なお子さまの術前、術後の治療や経過観察のほかにも、不整脈や心筋症などのさまざまな心疾患の診療を行っています。

また心疾患には染色体異常や多発奇形症候群などを合併することも多く、そのような場合は心臓のみではなく他臓器にも問題があることが少なくありませんが、小児外科や小児脳神経外科、形成外科、耳鼻科、眼科などとの連携を取りながら全身の問題を総合的に診療しています。

成人先天性心疾患

成人先天性心疾患の外来では、成人された先天性心疾患の患者さんを中心に、心筋症、不整脈、川崎病後遺症などの治療と経過観察を行っています。心臓外科、循環器内科、産科など他部門の医師とも連携し総合的な診療ができる体制を整えています。小児病院など小児の診療施設で成人後に経過観察が継続できなくなった、また転居や就職で元々通院していた施設に通いにくくなったなどの場合にも元の施設よりご紹介をいただく形で治療・経過観察の引継ぎを受け入れております。

胸骨矯正外来

多くの心臓手術では開胸するために胸の中央にある胸骨を左右に切開する必要があります。胸骨は胸を閉じる際に縫い合わせるのですが、小児の骨は軟らかく変形生じ前方に突出する場合があります。これは前方から突出部位をコルセットで圧迫することによって矯正できることが多いのですが国内では認知度も低くまだごく限られた施設でしか行えません。当院では10年以上前よりコルセット作製者とともに外来を行っており他院からも多くのご紹介をいただいております。

当外来で診療する主な対象疾患

先天性心疾患 心室中隔欠損、心房中隔欠損、房室中隔欠損、動脈管開存、大動脈縮窄(離断)、完全大血管転換、単心室、総肺静脈還流異常、ファロー四徴症、両大動脈右室起始症、総動脈幹症、左心低形成症候群、BWG症候群など
心筋疾患(代謝疾患や多発奇形症候群に合併するものを含む) 肥大型心筋症、拡張型心筋症、拘束型心筋症、左室心筋緻密化障害など
不整脈 頻脈性不整脈、徐脈性不整脈、期外収縮性不整脈、洞不全症候群、WPW症候群、QT延長症候群など
後天性心疾患 川崎病に伴う冠動脈合併症、感染性心内膜炎、心筋炎、心外膜炎など
その他 学校検診の精検、胸痛や失神の精査など

当外来で診療する主な症状

主な症状 心雑音がある、チアノーゼ(顔色不良)がある、体重が増えない(主に乳幼児)、呼吸が苦しい、浮腫む、胸が痛む、動悸がする、気を失うなど

各専門外来・外来診療

No

専門外来枠名称

概要

外来診察日

主な担当医師

1

小児循環器外来

小児循環器一般

月曜日(午後)
金曜日(午前)

伊藤 怜司 (月曜日 第4週のみ吉田 賢司)

2

小児循環器外来

小児循環器一般・成人先天性心疾患

火曜日(午後)
木曜日(午後)

安藤 達也(第4週のみ馬場 俊輔)

3

成人先天性心疾患外来

成人先天性心疾患(川崎病・心筋疾患・不整脈を含む)

第2・4土曜日(午前)

安藤 達也

4

胸骨矯正外来

心疾患術後の胸骨変形のコルセットによる矯正

第1土曜日(偶数月)

安藤 達也

  • 初診手続時間

    • 平日8時00分~11時00分
    •   11時00分~15時00分
    • 土曜8時00分~11時00分
  • 休診日

    • 日曜・祝日
    • 大学記念日(5/1、10月第2土曜)
    • 年末年始(12/29〜1/3)
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